あなたはしょうがいしゃですか

　何をもって障害者とするかはわからないけれど、私は障害者なのでしょう。精神障害者というものなのでしょう。どこの世界でも精神障害者であると突きつけられたことはないけれど（ああなんて優しい世界なんだろう）、もう時間の問題で、いつか私は自分の障害ともっと熱心に語り合わなくてはならないのでしょう。

　たとえば、障害年金とか。たとえば手帳とか。だけでなく、これから人と付き合っていく上で、私は自己紹介の一環として精神障害者であることを言わなくてはならないことがあるでしょう。

　世界はこんなにも優しいけれど、いつか私はその優しさの反対側に行かなくてはならない日が来る。明日は雨であるように。