丑三つ時すぎ

　朝刊が配られています。
　そんな時間に、部屋の電気がついて明るい家に新聞配る気分ってどんなのだろう。仕事だから、関係ないのかな。隣の部屋の電気もついていますが、弟は寝ているのでただの消し忘れです。

　眠剤を飲まずに寝たら1時に起きると言う有様で、でも寝る前の最後の記憶が頭を抱えて側臥位をとったことだから、時間はかかったけど眠れたわけでそこは進歩と言ってもいいのかもしれないけど。目が覚めた。

　眠るまでの時間がいやで、でも眠剤を飲み続けるのもいやで、飲まなきゃ眠れないじぶんがいやで、前の主治医とかみ合わない会話を繰り返した覚えがあります。

　眠るまでの時間がいやで、わたしは眠るまでの時間をじっと耐える。眠剤を飲んでも飲まなくても、眠るまでに時間はあるから。こわい。

　なにもないと出てくる数々の悪行が、わたしはいやで、芋づるみたいに次々と出てきては頭を揺さぶるので、こわい。

　そんなくだらない、丑三つ時すぎのはなし。