考える午後

　あしたは土用の丑ですね。うなぎは細かくカットしてもらって、一口二口食べればじゅうぶんです。だから夏を乗り越えられないのかな。

　守ってくれる人がいたから学校も卒業できた。男ったらしでわがままで、と言われても、誰かが助けてくれていたんだ。いまになってそういうことの大切さに気づきます。
　病人の友人関係の中にもいじめ、っていうか、無視したり悪口を言ったり、があります。糸田さん仮は渡部さん仮を嫌いだけど、渡部さん仮は気づいていなくて、糸田さん仮は渡部さん仮の悪口をlilyに言う。糸田さん仮も渡部さん仮も悪い人じゃないしどっちの味方もできない。そんな、どうしたらいいかわからないときもある。大塚さん仮をそれとなく仲間はずれにすることだってある。悪いのは、だれでもない。
　たぶん、それとなく仲間はずれにされていないから、悪いのはだれでもないって言えるんだろうな。男ったらしでもわがままなこどもでも、大切にしてくれた人がいるから大きくなれたんだと思います。

　話が逸れたので、ここまで。

　こんなことをもやもや考えていても。

　好きなものを集めたり、貯金したり、絵を描いたり、詩歌を作ってみたり、本を読んだり。やれることがたくさんあってよかったって思います。基本的にお金のかかることが好きじゃないので、好きな貯金も楽しいです。成人したくらいに病気になったから、というと語弊があるかもしれませんが、大人のお金のかかる遊びがよくわからない。高級志向でもないのでブランド物がほしいとも思いませんし。
　旅行もそれほど好きじゃないし、お酒もがぶがぶ飲まないし、食事だって食べられればじゅうぶんといえばじゅうぶんです。お洋服はときどき新しいのを着て、ときどきともだちとお出かけして。じゅうぶんですね。

　働いていないからお金の価値がわからないかもしれない。そう思うときもあります。じぶんで汗水たらして得たお金を使っているわけじゃないから、ほんとうのお金の価値を知らない。そう思う。
　働いていないから社会のつらさがわからないかも、とも思います。社会で働く経験が少ないから、どれだけ大変なことなのか、理解できないんじゃないかって。
　でも病気のつらさは知っている、とか言わないでくださいね。病気だから働けないけど、それとこれとは違うかなって思っています。うまく説明できないけどもね。

　病気なのはじぶんのせい。なにかのせいにするとしたら、社会のせい環境のせいとは言わないだろう。じぶんを責めているわけでもない。ただ、病気なのはじぶんのせいだと思っています。

　考えすぎの午後です。